日本という国に関心をもったのは高校に入ってからだった。当時日本はプラザ合意後のバブル経済の最盛期だったし、私の通っていた高校では第2外国語として日本語を教えていたので世界経済における大国として急浮上した日本をもっと知りたくて日本語の勉強を始めた。その後、大学に入ってからは『Noと言える日本』、『全予測1990』、『Made in America』という本に接し、それらから大きな感銘を受けた。そして21世紀の世界経済におけるリーダー国になるのはアメリカに肩代りした日本に間違いないと確信するようになった。そして機会を作ってぜひ日本で勉強したいと思うようになった。しかし、実際に留学ビザで日本に来たのは大学を卒業してからも3年が経ってからのことであった。その間は会社に勤めて留学のためのお金を貯蓄していたのである。本人にとって日本での留学生活は想像していた以上厳しいものであった。本人の学んだ日本語とは大学時代に副専攻で週2時間ずつ2年間やったのが全部だったので最初は相手の話しもほとんど聞き取れなかった。結核にかかるなどいろいろ苦労はしたものの、これからの21世紀における日本の明るい展望を考えながら自分自身を激励してきた。